半鐘

店前にあります。
口径 9寸
1尺
半鐘(はんしょう)ってなに?
半鐘は、お寺などにある大きな鐘(かね)を小さくしたような、**「小さなつりがね」**のことです。
むかしの日本では、今のサイレンやスマホの通知の代わりに、この鐘をならして町の人に**「火事だ!」や「集まって!」**という大事なニュースを伝えていました。
どんな見た目?
- 形: お寺にある大きな鐘(梵鐘:ぼんしょう)に似ていますが、大きさは半分くらいです。
- 材料: ほとんどが「青銅(せいどう)」という金属でできています。
- 場所: 音が遠くまで聞こえるように、**「火の見櫓(ひのみやぐら)」**という高いタワーの上や、お寺の軒下(のきした)につるされていました。
半鐘のひみつ:音で意味がちがう!
ただデタラメにならしているわけではありません。たたくリズムを聞けば、何が起きているかわかるようになっていました。
- 火事が遠いとき: 「カン……カン……」と、ゆっくりならします。
- 火事が近くまで来たとき: 「カン・カン・カン!」と、速くならします。
- 火事が消えたとき: 「カン、カン」と2回ずつならします。
これを専門用語で**「連打(れんだ)」や「二点連打(にてんれんだ)」**と呼び、みんなが音を聞いて「逃げる準備をしよう」とか「もう安心だ」と判断していたのです。
なぜ今はあまり見かけないの?
今は、火事が起きると消防署のサイレンが鳴ったり、みんなのスマートフォンに情報が届いたりしますよね。そのため、合図としての半鐘はあまり使われなくなりました。
でも、今でも古い町並みや、お寺に行くと見つけることができます。
半鐘は、むかしの人たちの**「命を守るためのチャイム」**だったのですね。
もし、お寺や古いタワーを見かけたら、上に小さな鐘がついていないか探してみてください!

